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Q&A

よくあるご質問

法人のお客さま

保安業務について

私どもの工場では、電力会社から高圧線で電気を引き込んでいます。
なぜ、点検する必要があるのですか?
一般家庭では点検しなくてもいいのにどうしてですか?

高圧の電気をご使用される場合は、電気設備に関する自主基準(保安規程)を定めるとともに、合わせて電気設備の安全確保をおこなうため電気主任技術者を選任(常駐)し、経済産業省に届出することが求められています。
(電気事業法第42条、第43条)

しかし、電気主任技術者を常駐させる場合、有資格者の人材不足や費用負担が大きいことから、国は、電気主任技術者の外部委託を認めています。
これを、電気主任技術者の「外部委託制度」といいます。

電気主任技術者の外部委託制度を適用する場合は、事前に、国が示す要件を盛り込んだ委託契約書により、お客さまと保安管理業務委託契約を締結し、関係書類と合わせて国に提出することが必要です。

その後、審査をうけ、外部委託が承認されたあとは、当協会とお客さまとが一緒になって、お客さまの電気設備の保安管理業務を行うことになります。

なお、当協会は、法令に定める要件に該当する電気保安法人です。

雷があると、どうして瞬低(瞬時電圧低下)が起きるのですか?

雷により、電力会社の送電線路及び配電線路に異常電圧がかかりますと、高圧機器の破損を防止するため、保護装置が働いて瞬間的に異常電圧を軽減します。

その際、瞬低が発生します。瞬低の時間は0.07秒~2.0秒で、この時間により、お使いの機器によって、運転が停止してしまうことがあります。

パソコン設備ではUPS等のバックアップ機器が充実している場合は停電しませんが、ご使用の負荷設備にあっては、膨大な設備となることから、対応はむずかしいこととなります。

低濃度PCB(微量PCB)の高圧機器とはどのような機器ですか?

「PCB」とはポリ塩化ビフェニル類の略で、塩素を含む有機化合物の一種です。
PCBの製造は1974年に中止されましたが、2002年にPCBを使用していないはずの電気機器の絶縁油に微量のPCBが含まれている事が判明しました。

この混入の原因は、再生油や製造工程などで混入したと考えられています。
この混入により汚染された廃棄物は微量PCB廃棄物と呼ばれましたが、2012年からは、PCB濃度が0.5~5,000mg/kgの廃棄物を「低濃度PCB廃棄物」と呼ぶようになり、高濃度PCB廃棄物と区別しています。

いずれも、厳重な管理をおこなうことが求められています。
詳しくは、環境省HP ポリ塩化ビフェニル廃棄物に関する各種ガイドライン等を参照してください。

http://www.env.go.jp/recycle/poly/guideline.html

私どもは、非常用予備発電機を有する施設です。この度、代表者が変更しました。届出は必要ですか?

大容量の非常用予備発電装置を有する場合、電気関係報告規則第4条(公害防止等に関する届出)にもとづく「代表者氏名変更」が必要となります。
届出は、変更の都度、すみやかに国に提出することが求められています。
担当検査員にご連絡をお願いいたします。

この度、当方の高圧開閉器(スイッチ)が切れ停電していることが判明しました。当方でスイッチをいれてもいいですか?

故障原因を取り除かないで高圧開閉器を入れますと、電力の配電線にも影響する停電事故となる恐れがあります。
速やかに、協会にご連絡をお願いいたします。原因調査を行い適切な処置をさせていただきます。

電気の子メーターについて

子メーターは検定等を受けなければ使用できませんか?

計量法での第16条(使用の制限)では、

  1. ①検定証印または基準適合証印が付されていないものを使用すること。
  2. ②検定証印または基準適合証印の有効期間を経過したものを使用すること。
  3. ③変成器とともに使用する電気メーターの場合、同じ合番号が付されていない変成器とともに使用すること。

が禁じられています。
したがって子メーターは、検定証印または基準適合証印が付され、有効期間内のものでなければ使用できません。

子メーターを違反して使用した場合、罰則はありますか?

計量法第172条で「6ヶ月以下の懲役若しくは50万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」とあります。
当事 者間のトラブルを未然に防ぐためにも、計量法を厳守されるようお願いします。

計量法による電気の子メーターの検定有効期間確認のための立入検査は、行政機関(各地方自治体の計量検定所・計量検査所)自身により行われています。
民間その他の機関が、調査や立入検査を行うことはありません。

個人のお客さま

定期調査

電気設備の定期調査は、なぜ必要なのですか?

定期調査は、お客さまの電気設備が安全な状態になっているかどうかを調査するもので、電気事業法という法律によって定められています。

国で定められた「電気設備の技術基準」に適合しているかどうかを調べるもので、漏電の有無の確認や分電盤の点検を行うとともに、電気設備を利用する上での不具合等についてお尋ねし、安全診断等を行うものです。

定期調査はどのようなことを行うのですか?

定期調査では次のようなことについて点検・調査を行います。

  1. 1.屋外における調査
    屋外に露出して施設されている引込口配線、屋外配線等について、目視等により他物との離隔その他の施設状況についての確認を行います。

  2. 2.屋内における調査

    (1) 分電盤における調査

    • a. 外観調査
      目視等により破損や異臭その他の施設状況についての確認を行います。
    • b. 絶縁状態の確認
      絶縁抵抗計又は漏れ電流計を用いて、主開閉器から負荷側の電路の絶縁状態の確認を行います。
    • c. 開閉器の端子点検
      単相三線式の配線設備を有するお客さまにあっては、中性線が欠相することによる事故を防止するため、開閉器の端子部の 点検を行います。

    (2) お客さまへの問診等
    電気設備を利用する上での不具合等についてお尋ねし、安全診断等を行うとともに、電気安全パンフレット等を用いて、居室内での電気機械器具の安全確保のポイントなど電気の使用に伴う危険の発生を防止するための自己診断方法等についての説明を行います。
    また、お客さま施設の状況に応じた電気安全の助言を行い、お客さまの電気安全に係る意識の醸成を図ります。

定期調査の結果、不良などが見つかった場合はどうすればいいのでしょうか?

調査の結果、

  • 1.良好であった場合は、「お客さま電気設備安全調査のお知らせ」によりお客さまに通知するとともに、
    その旨を説明し、了解を得て「定期調査結果良好通知シール」を分電盤などに貼りつけます。
  • 2.不良が発見された場合には、不良内容とその危険性を説明し、改修されるよう依頼するとともに、
    「電気設備不良個所のお知らせ」の書面によりお客さまに通知します。

定期調査で、不良箇所の指摘を受けました。保安協会で改修工事はしていただけないのですか?

北陸電気保安協会では、法律に基づき、北陸電力送配電株式会社の委託を受けて、お客さまの電気設備の安全調査を行っています。

不良個所の改修は、「お客さま電気設備安全調査のお知らせ」により通知した内容については、お客さまにて改修していただくことが必要です。
しかしながら、不良個所には簡易な作業で改修できるものもあり、このような場合当協会では、お客さまへのサービスとして、点検・調査時に携行している材料・工具類で手直しできる範囲に限り、手直し工事を行っております。

それら以外の改修工事については、お知り合いの電気工事店等で改修していただきますようお願いします。
お知り合いの電気工事店がない場合は、電気設備保守センターをご紹介いたします。

■電気設備保守センター

(富山県)

(石川県)

(福井県)

定期調査の事前案内(ハガキ送付)

訪問日時に関するお問い合わせ

事前案内ハガキの訪問期間が「1か月程度」とあるが、いつ来るのか?

「電気設備の安全調査」の事前案内ハガキ(調査実施前月の月末配布)に記載の「訪問期間」内にお伺いします。

調査員は、ハガキでご案内の地域のお客さまを、1軒1軒順次訪問して調査を行っております。
大変申し訳ございませんが、調査員の訪問まで今しばらくお待ちください。

なお、訪問時にご不在の場合、再訪問のお知らせ(黄色チラシ)にて問合わせ先等をお知らせしますので、ご相談等がございましたら記載の担当者にご連絡ください。

調査は必ず受けなければならないのか?

お客さまが安心して電気をご使用頂くために、法令に基づき北陸電力送配電株式会社から委託を受けて、4年に一度行う大切な調査です。
ぜひ、お受けください。(一部のお客さまは、毎年調査を実施しています。)

この調査は、お客さまの承諾のもとに行う調査です。ご協力をお願いします。

不在の場合は、どうすればいいのか(家に居なければならないのか)?

初回訪問時にご不在の場合は、再訪問のお知らせ「電気設備の「安全調査」のご案内」(黄色チラシ)にて、再訪問日やお問い合わせ先等をご案内します。

なお、再訪問時にもご不在の場合は、屋外の電気メーター付近にて漏電調査を行い、その調査結果を「お客さま電気設備安全調査のお知らせ」にてお知らせします。

また、調査の結果不良箇所が有った場合は、別途書面(「電気設備の不良箇所のお知らせ」)にて通知しますので、最寄りの電気工事店等にご依頼の上、不良箇所の改修をお願いします。

調査内容に関するお問い合わせ

家のどこを調査するのか(家の中に入るのか)?

屋外のメーター付近と、屋内の分電盤における配線状況、漏電の有無を調べます。
なお、お客さまのご要望により、屋内における電気配線、器具や分電盤等に異常がないかを点検します。
(事前案内ハガキに記載の「主な点検・調査内容」をご覧ください)

調査にかかる時間はどれくらいか?

調査に必要な時間は、10分程度です。
(事前案内ハガキにも記載しています)

費用はかかるのか?

この調査に関する費用を直接お客さまに請求することはありません。
(事前案内ハガキにも記載しています)

調査では停電するのか?

漏電の調査方法には、無停電での(漏れ電流)測定および停電による(絶縁抵抗)測定があります。

まず、無停電で(漏れ電流)測定を行い、規定値(1mA以下)を超える場合は、ご都合の良い時に停電して(絶縁抵抗)測定する必要があります。

別荘、空き家及びポンプ室等日常ご不在時の調査に関するお問い合わせ

別荘、空き家等の家にハガキが届いていたが、調査は必要なのか(立会いが必要なのか)?

日常ご不在で電気を一定期間のみご使用又は屋内でのご使用が無い(ご契約の廃止)等の場合であっても、電柱の引込線から電気メーターまでの配線が常時送電状態となっていますので、安全のため漏電調査を行っています。調査へのご協力をお願いします。

なお、初回訪問がご不在で、再訪問時にもご不在の場合は、屋外の測定可能な場所(電気メーターや引込線等)にて漏電調査を行い、その調査結果を「お客さま電気設備安全調査のお知らせ」にてお知らせします。
(電気メーター付近への立入りについてご了承願います。)

なお、調査の結果、不良箇所が有った場合は、別途書面(「電気設備の不良箇所のお知らせ」)にて通知しますので、最寄りの電気工事店等にご依頼のうえ、改修をお願いします。

竣工調査

竣工調査はどのように行われているのですか?

法律に基づき、お客さまが電気設備を新設または変更された場合、電気工事が適正に行われているかどうかを調査する必要があります。

当協会では、北陸電力株式会社(2020年4月1日からは分社化により「北陸電力送配電株式会社」)から委託を受け、工事完了後に「電気設備の技術基準」に適合しているかどうかを確認するため竣工調査を行い、お客さまにその結果をお知らせしています。

なお、調査の結果不良個所が見つかった場合は、施工した電気工事店に通知し、改修を依頼します。

最近よくブレーカーが落ちるのですが、何か異常があるのでしょうか?

屋内の分電盤には、一般的に契約ブレーカー、漏電ブレーカー(漏電しゃ断器)、回路ブレーカーが組み込まれております。
どのブレーカーが落ちるのかによって異なります。

  • ・契約ブレーカー(電力会社設備)の場合は、契約アンペアを越えて電気を使用された場合が考えられます。
  • ・漏電ブレーカーの場合は、各回路のどこかで、漏電状態となっていることが考えられます。
  • ・回路ブレーカーの場合は、その回路の電気の使用がブレーカー容量を越えている場合や、配線のショートなど故障している場合が考えられます。

このように、よく落ちるブレーカーの種類によって原因が異なりますので、一度、お知り合い又はお近くの電気工事店に点検していただくことをお薦めします。

自然災害時の電気について

グラっときたらまず最初に何をすれば良いの?

スイッチを切り、プラグを抜いてください。
特にアイロンやドライヤーなどの熱機器はプラグをコンセントから抜いてください。

突然、まっくら!どうしたらいいの?

日常より懐中電灯やラジオを準備してください。

地震などの災害による突然の停電に役立つ懐中電灯、情報を得るためのラジオは、すぐ手に取れるわかりやすいところに置いておきましょう。
電池の点検も忘れずに。

災害に遭った器具は使える?

器具の使用は必ず点検後に。
水に浸かったり、破損したものは電気店などに点検を依頼してください。

あっ!電線が切れているのを発見した場合は?

切れた電線には、絶対さわらないでください。
地震や台風の時は特に注意が必要です。感電する恐れがありますので、最寄りの北陸電力送配電株式会社へご連絡ください。

避難するときに行っておくことは?

ブレーカーを「切り」にしてください。
家の外に避難するときは、分電盤のブレーカーを切ってください。
取り付けた識別カードのひもを引っ張ればブレーカーは切れます。