会社や事業の災害対応力・
レジリエンスを高める
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大雨からまもる
2018年以降、大型台風や豪雨などの大規模自然災害が頻発化する傾向にあります。線状降水帯による大雨は広範なエリアに想定外の雨量をもたらし、河川の氾濫など甚大な被害を発生させる可能性があります。浸水により電気の供給が途絶されれば、電源が復旧するまで事業の停止も余儀なくされ、電気設備への被害が伴えばその復旧には多大な労力と時間、費用が必要となり、経営への影響も少なくありません。完全復旧までには1週間~数ヵ月の期間を要するケースも多くあり、浸水リスクの高いとされるエリアに立地している施設は、その被害を低減するための十分な対策を講じることが重要となります。気象庁は観測データより、日本全国における大雨などの極端現象の発生について下記通り伝えています。
- 大雨の年間発生回数は有意に増加しており、より強度の強い雨ほど増加率が大きくなっています。
- 1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強度の強い雨は、1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。
【全国アメダス】
1時間降水量50mm以上の年間発生回数

【浸水害リスクの確認について】
侵水害の種類や規模、発生頻度は地域によって異なります。まずは自社の立地を確認したうえで、水害に備える必要があるのかどうかを検討することが大切です。浸水害リスクの確認すべき項目は
- 1:浸水深
- 2:浸水継続時間
- 3:氾濫水到達時間
- 4:家屋倒壊等氾濫想定区域
等があります。
- ※水害リスクを確認する方法としては、国土交通省が提供する 「川の防災情報」や、地点別浸水シミュレーション検索システム「浸水ナビ」、「重ねるハザードマップ」それらに基づき市町村が作成する避難場所等を示した「ハザードマップ」などがあります。
水害は地震等の突発的な災害と異なり、前兆があり、例えば台風であれば1週間程度前から検知することが出来ます。
発災までの一定時間で初動対応(準備:浸水防止対策、行動:避難行動など)がとりやすく、また有用性が高い対策も可能です。BCPとして適切な計画が策定されていれば、被害を軽減し、事業継続を実現できる可能性も高くなります。
高い止水性能
止水板・防水板(防潮板)
:KTX社製
病院・クリニック、福祉施設、工場、店舗、マンションなどの施設やキュービクルなどの高圧受電設備への浸水を可能な限りくい止めたい。既存施設への取付環境に応じてタイプが選べる浸水対策です。

-
最高クラスの
止水性能
JIS A 4716
止水性能Ws-6
相当 -
柔軟な
カスタマイズ性
まもりたい施設
や設備環境に
合わせた製品
対応が可能 -
簡単設置
誰でも手軽に
取り扱える
軽量アルミを
採用
特徴
スーパー止水番2
【マグネットタイプ】
- ワンタッチで5秒設置
誰でも簡単に設置できるマグネット式特許取得 - 設置工事が不要 複雑な構造でないことで設置工事も不要もしくは簡易工事で完了。平時の外観への影響もわずかです。

スーパー止水番2
【サイド支柱タイプ】
- 止水性能が最高等級Ws-6
- 設置も容易 支柱に止水板を差し込みハンドルを締めるだけで簡単に固定。
- 連結で横幅自由 複数枚の止水板を連結することで、横幅が広い間口での設置も可能。

スーパー防潮板H3000
- 設置箇所に合わせたオーダーメイド設計。
- 設置場所や計画に合わせた高さに調整可能 止水高さ3,000mmや常設型にも対応。

- ※止水性能は実験値であり、保証値ではありません。
- ※本製品は完全止水製品ではありません。
- ※複数枚を連結する場合、中間支柱が必要となります。
- ※設置環境により相応の工事が必要な場合がございます。
-
規定サイズの
製品を複数
組み合わせての
設置が可能 -
延長方向は
制限なく
延長可能 -
高さ方向には
ピラミッド積で
50㎝~約2m
まで
設置可能 -
特別な技術作業
が不要で、
最低2~3名かつ
女性でも
設置可能
接地高さ約50㎝・幅15mで比較すると…
※両設置方法ともに、2人で作業を想定しての比較
土のう(砂袋) | 水のう型簡易膨張ダムタイガーダム | |
---|---|---|
必要数量 | 約300個 | 1本 |
注水(作製)時間 | 約3時間 | 約5分 |
合計設置時間 | 約10時間 | 約10分 |
施工性 | 設置には多くの人手と時間、そして大量の土のうが必要になります。 | 1〜2人で取り扱うことが可能で、使用後は、乾燥、掃除の後、折りたたんで収納が可能です。 |
耐久性 | 土のう寿命は早く、約1年。 紫外線環境下ではわずか三ヶ月で穴あきが発生することも。 |
最高10年間(最大UV定格) 再使用可能で、日光に当てない保管場所では、それ以上使用できるようデザインされています。 |
汎用性 | 長さは15メートルから数キロメートルまで設置可能ですが、高さは約50cmまでの高さとなります。 | 長さは15メートルから数キロメートルまで、高さは約50cmから設置箇所に合わせて、多様な形やサイズが設定できます。 |
- ※上記比較は、タイガーダム及び土のう(高さ50cm/幅15m相当)を同条件(作業者2名)で設置した場合の想定値です。
- ※数値は国交省積算資料よりメーカー算出による概算値です。
お取り扱いの注意点
- 本体には消火栓ポンプもしくはサンクションポンプを使用しての注水となります。
- 完全に止水ができる製品性能のものではありません。
- 浸水被害を軽減することが目的で、浸水等による被害に対し保証するものではございません。
水のう型簡易膨張ダムシステム タイガーダム T型
- 注水開始から、約20~50分で高さ46cm×幅約5mの水嚢をつくることが可能
- 長さは必要に合わせて調整可能
タイガーダムとの違い
- 本体へは水道蛇口からホースを使っての注水となります
- 段済みすることができません
お取り扱いの注意点
- 本体幅は約5mとなります。
- 完全に止水ができる製品性能のものではありません。
- 浸水被害を軽減することが目的で、浸水等による被害に対し保証するものではございません。
地震からまもる
地震が発生した際に、発電機などの非常用電源設備のバックアップがあっても、変圧器が転倒するなどの被害があると電気を供給できなくなります。地震をリスク源とした企業のBCPにおいて、変圧器の転倒防止やキュービクルの耐震性能向上のための対策は、ぜひ一度、確認・検討いただきたい事項です。
変圧器用OS式減震耐震装置
TTR型:特許機器社製
変圧器周囲に耐震フレームを設置し、特殊アブソーバーで支持することで、地震動による変圧器頭頂部の変位を大幅に抑制、変圧器の転倒や端子部の破損・短絡を防ぎ、受変電設備の電源維持に貢献

キュービクル内設置、オープン設置のいずれも設置可能


- ※当協会の変圧器にも取付設置しています
新設、既設ともに設置可能
既設の変圧器に設置する場合は、設置スペースや固定方法など、事前に現地調査を実施します。
- ※変圧器の設置状況によっては設置できない場合もあります
群発地震に対しても効果を発揮
震度6クラスの地震を受けても、損傷がありません。30回以上の連続加振実験にて実証しています。
- ※メーカーの実験による
火災からまもる
配電盤など電気回路の漏電からの発火、エンジルームなどの高温箇所や蓄電池のリチウムイオン2次電池からの発火など、人目につきづらい場所での発火から火災に発展することがあります。発火から時間を絶たずに感知し、初期消火を行うことは、被害が拡大することを未然に防ぐ有用な対策となります。
自動初期消火システム
ファイアイレイス、
ファイアイレイスミニ、
イレイスチューブ、
FOG MAKER:ニチボウ社製
火災の熱で温められたチュープに穴が空くと、消火剤が火元へ噴出し消火する火災感知と消火が一体になった画期的消火システムです。特に無人の状況や人の目の届かない電気配線や電気装置などが原因の火災の初期消火に威力を発揮します。

ファイアイレイス、ファイアイレイスミニ、イレイスチューブについて
-
電気配線が
一切不要火災の探知から、消火剤の放出、消火にいたるまで機械(自動)的におこないますので、外部電源やバックアップ電源が不要です。その為、防爆エリアにも設置可能な消火設備です。
-
設置が簡単で
コンパクト特殊樹脂製のチューブは、簡単に曲げることができ設置場所の形状を問いません。既存施設・設備の筐体内やアクセスしにくい場所にも設置できます。
-
メンテナンスも
最小限埃、油汚れなどの影響を受けにくく、設置後は定期的に消火システムの圧力をチェックするだけで消火性能を維持できます。
-
低価格で高性能
大掛かりな設置工事、電気工事が必要ないため、低いコストで設置できます。オプションも充実していますのでお客さまのご要望に合わせて消火システム設計が可能です。
-
あらゆる対象
用途に対応する
5つの消火剤消火剤は、下記の5種類の内から防護対象物の種類や二次災害の危険性、開口部等の有無によって使い分けます。
- FK-5-1-12(高性能消火剤)
- ウォーターミスト
- CO2
- ABC粉末消火薬剤
- 金属火災用消火剤
-
火災感知
- 煙感知器や熱感知器等の電気的に動作する機器は使用していません。
- 外径6mm、内径4mmの特殊樹脂のセンサーチューブが火災を感知します。
- チューブは内圧1.8MPaで火災時には最高温度部分が破裂することにより、消火装置を起動させて消火剤を放出します。
-
信号関係・設置
・メンテナンス- センサーチューブの減圧を圧力スイッチで感知できますので、制御盤に組み込むことにより動作信号の移報や機器の連動停止が可能です。
- 消火装置の構成が非常にシンプルですので設置も用意です。
- 消火剤の再充填が現地でも可能ですので復旧時間に時間を要しません。
- 半年ごとの外観点検で消火装置の機能を維持できます。
FOG MAKERについて
-
急速冷却と
酸素遮断で
消火- 50ミクロンのウォーターミストが、火災の熱に接し蒸発することで、1リットルの水から 1,700リットルの水蒸気が発生。急速冷却と酸素遮断で火災の連鎖を断ち、瞬時に消火。
- 消火に要する水量が少ないため水損による二次災害も防止します。
-
電気配線
一切不要- 電気式感知器を使用せず検知チューブが火災を検知。火災の探知から、消火剤の放出まで機械的に動作し、外部電源やバックアップ電源が不要です。
- 特別な工事をすることなく防爆エリアへも設置可能です。
-
メンテナンス
も最小限- 設置後は定期的に消火システムの圧力と設置状況をチェックするだけで消火性能を維持できます。
設置場所・施設例
ファイアイレイスミニ | ファイアイレイス | FOG MAKER | |
---|---|---|---|
生産施設 | 〇 | 〇 | 〇 |
電気・通信施設 | 〇 | 〇 | 〇 |
リチウムイオン二次電池 設置施設・機器 |
〇 | 〇 | 〇 |
風力等発電施設 | 〇 | 〇 | 〇 |
美術品保管庫・書庫 | 〇 | 〇 | - |
車両等のエンジンルーム | - | - | 〇 |
日頃から備える
企業にとって防災備蓄品を備えることは、発災時の緊急対応、社会的責任の履行という点において大変意義があります。そこで働く従業員だけでなくその家族、周辺住民や地域社会を含めた人々や施設や事業の安全性や安心を確保するために、防災計画に基づいた適切な備蓄対策を検討することを推奨します。
災害用備蓄スタンド
BISTA:ファシル社製
BISTAは本当に必要な防災用品をオールインワンで収納した、災害用備蓄スタンド。防災用品を倉庫の奥にしまっておくのではなく、あえて日常的に人が行き交う空間(企業の受付ロビーやオフィス空間、店舗など)にレイアウトできるようシンプルでスマートなデザインのスタンド収納です。



セット内容&仕様例(BISTA/発電機モデル)
※備蓄品の内容・仕様は蓄電池モデル、災害対策本部モデル他によって変わります。詳しくは下記「詳細はこちら」よりご確認ください。
上段
- 使い捨て簡易ライト × 50本
- 静音アルミポンチョ × 50個
- 防塵マスク(DC2) × 50枚
- 災害用伝言ホワイトボード
(ペン付き) - 防塵・防滴 LEDランタン
※長期保存用乾電池付き
(単1×10本) - 備蓄品配布用PP袋 × 50枚
中段
- 除菌・消臭剤 PROCA
(長期保存水500ml×2本
スプレーボトル×2本付き) - 使い捨て携帯トイレ(大小兼用)
× 50個 - 使い捨て携帯トイレ(小専用)
× 50個 - 緊急用ホイッスル × 50個
- 長期保存用カイロ × 50個
- 長尺トイレットペーパー
(200m)
× 2個
下段
- 災害用充電器
マルチチャージャ
(携帯電話/タブレット用) - カセットボンベ式発電機
G-cubic crema smart +
※長期保存用乾電池付き(単3×10本) - 防雨型延長コード(10m)
- 備蓄用カセットボンベ × 6本
- ミニカセットコンロ

次世代エネルギー商品
水素エネルギー商品
次世代エネルギー「水素」をつかう
水素エネルギーとは?
燃焼してもCO2を排出しないエネルギーです。気体、液体、固体などさまざまな状態で貯蔵・輸送が可能で、高いエネルギー効率、低い環境負荷、非常時の利活用が見込まれ、カーボンニュートラル時代において中心的な役割が期待されているエネルギーです。
水素は水を分解してつくることができる。
水分解をするのに再エネ由来の電力を利用すれば、グリーン水素をつくることができます。
次世代エネルギー「水素」を日常使いする
水素吸蔵合金キャニスター
:サイテム社製
水素吸蔵合金とは?
水素を吸収・蓄積する能力を持つ特殊な金属合金のことです。これらの合金は、水素分子を結晶格子内に取り込むことができます。水素吸蔵合金の利点は、以下のとおりです。
- 高い水素貯蔵容量: 水素吸蔵合金は、単位重量あたりに多くの水素を吸収できるため、効率的な水素貯蔵が可能です。
- 安全性: 水素吸蔵合金は比較的低圧・常温で水素を取り扱うことができるため、安全性が高いとされています。
- 早い吸蔵・放出速度: 水素吸蔵合金は、水素の吸蔵や放出が比較的迅速に行われるため、効率的な水素供給が可能です。
水素吸蔵合金は、水素エネルギーの貯蔵や運搬、水素燃料電池車などの応用に利用されています。さまざまな研究や開発が行われており、より効率的で持続可能な水素エネルギーの実現に寄与しています。

水素吸蔵合金キャニスターとは?
水素吸蔵合金が充填された容器です。水素ガスボンベに代わる新しい水素供給ツールです。コンパクトで安全、水素を安全に持ち運び使用でき、繰り返し利用することも可能。
-
高圧ガスに
該当しない室温下で1MPaの圧力を超えないため、高圧ガスや圧力容器に該当しません。検査や届出などの法律対応の必要はありません。
-
繰り返し充填が
可能容器内の水素吸蔵合金は、2000回以上の繰り返し使用でも劣化しません。また、水素吸蔵合金は水素分子のみを選択的に吸脱着するため、高純度な水素ガスを吐出します。
-
軽量・
小スペース
・
安全設計片手で簡単に持ち運べる重量・大きさで、持ち運び可能な水素源(最大900Lの水素を提供)として活躍します。キャニスターは設置場所を選ばす、固定具は不要、安全弁(圧力逃がし弁)を有しており、容器耐圧を超えることはありません。また各種耐圧試験もクリアしています。

水素吸蔵合金キャニスター使用例(燃料電池 ※当協会にて実証中、展示もしています)
ポータブル水素給電器と
水素キャニスター

※当協会での利用環境に合わせ、収納BOXや水素給電器の仕様はカスタマイズしています。
携帯用水素キャニスターBOX

水素発生装置

水素キャニスター活用イメージ1
【工場などの製造施設】太陽光パネルで発電した電気を用いて水を分解し、水素をつくりキャニスターへ充填する。
水素を燃料とする電動キックボードを工場敷地内の施設間を移動するe-モビリティとして、また工場内での荷役や軽作業の補助用に水素燃料作業車両を導入することで、自産のグリーンエネルギーを活用するカーボンニュートラルのアイデアも広がります。

水素キャニスター活用イメージ2
【地域コミュニティーや観光地】水素を燃料とする電動シェアサイクルを、住民の普段使いの気軽な移動手段として、また観光客には観光スポットを気ままに巡るためのモビリティとして導入・活用する。キャニスターへの水素充填スポットを駅や商店、観光施設などに点在させることでキャニスターをいつでも交換でき、地域内での人・モノの交流をエコで便利、そしてよりフレキシブルなものとします。
