平素は、当協会の事業活動に対しまして、格段のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

2024年1月1日に能登半島地震が発生し、能登地方をはじめ北陸各地に未曽有の被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、当協会を取り巻く事業環境は、電気保安業界の人財不足、電気主任技術者制度の改定やスマート保安の取り組み及び電気保安行政におけるデジタル化推進の議論の活発化、燃料・資源価格高騰や円安による物価上昇に加え、今回の震災を教訓とした企業や自治体の自然災害への対策の強化等、大きな変化が加速化しています。

このような状況の中、2024年度からの「第2期中期事業計画（3か年、2024～2026）」では、スローガン「Challenge100 4S」（“Safety（安全確保100％）”、“Satisfaction（お客さまと職員の満足度100％）”、“Sales（売上高100億円）”、“Sustainability（環境・地域社会への貢献を通じ100年後も持続する協会）”）に加え、さらに震災を踏まえ“Stand up NOTO（電気の復旧を通じた能登の復興支援）”をプラスワンとして掲げ、目標の達成に向け各施策を推進しております。

大きな変化の中にあっても、当協会の基本理念である「電気の安全と安心を守り続ける」という変わらぬ使命の下、「ありたい姿」である「お客さまから頼りにされたい」、「社会になくてはならない存在でありたい」、「職員の技術力を高めたい」を目指して、職員一人一人が意識を変革し、「熱意、創意、誠意」の三意の精神をもって、日々努力してまいります。

今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

一般財団法人 北陸電気保安協会
理事長　須河 元信